インドの地場携帯電話メーカー各社が同国スマートフォン(高機能携帯電話)市場でサムスン電子の牙城を切り崩している。手頃な価格を武器に旺盛な需要を取り込み、シェアを着実に伸ばしている。現地紙ビジネス・ラインなどが報じた。
米調査会社IDCによると、今年第1四半期(1~3月期)の同国スマホ市場でのサムスン電子のシェアは32.7%だったが、第2四半期(4~6月期)は26%に落ち込んだ。
一方、地場携帯メーカーのマイクロマックスは、第1四半期の18.8%から、第2四半期は22%とシェアを拡大。カルボン、ラヴァなども含む地場携帯メーカー各社がスマホでシェアの半数以上を占めるまでになった。
地場メーカー台頭の背景には、中国製部品を使用することで安価なスマホを次々と発売するようになったことが大きく影響している。