タイは4~6月期の成長率が前年同期比2.8%にとどまり、民間銀行のCIMBタイが通年の成長率予想を2.8%に引き下げるなど景気の先行きに懸念が広がっている。
タイ工業連盟が毎月発表する製造業の産業景況感指数(100を基準に上回れば好況、下回れば不況)も8月には前月比0.6ポイント低下の91.3となり、22カ月ぶりの低い水準に落ち込んだ。
自動車分野でも8月の四輪生産台数は輸出増にもかかわらず前年同月比10%減の19万3074台と15カ月ぶりに20万台を割り込んでおり、先行きを悲観する声もある。
しかし、同連盟は自動車の国内販売について、四輪は税制優遇策以前の販売ペースを取り戻し、二輪も10~12月が年間で最も売れる繁忙期だと強気の見解を示した。
生産についても1~8月では173万5514台と前年同期比16.4%増で好調を維持しているとし、今年の年間生産台数目標255万台は下方修正しない方針だ。(シンガポール支局)