フィリピン、自動車産業育成へ工程表 競争力強化目指す

2013.10.2 09:10

 フィリピン政府が自動車産業のさらなる振興を目指し、同産業育成のロードマップ(工程表)を今年第4四半期(10~12月期)に発表する方針を明らかにした。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)は8月、今年の国内販売台数目標を20万台から21万台に上方修正。8月の新車販売台数も前年同月比21%増の1万3700台だったが、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の新興国と比べると圧倒的に数が少ないのが実情だ。

 ASEAN自動車連盟によると、今年1~7月の自動車販売台数はタイの83万9053台、インドネシアの71万4400台に対し、フィリピンは10万2913台と大きく後れを取っている。

 また同期の自動車生産台数でも、タイが約150万台、インドネシアが約69万台で、フィリピンは4万3233台にとどまる。フィリピンにとって自動車産業の育成は大きな課題だ。

 グレゴリー・ドミンゴ貿易産業相は「ロードマップはフィリピンの自動車産業の競争力強化に大きく寄与する」と述べ、雇用創出効果にも期待を示した。同国自動車市場でシェアトップを占めるトヨタ・モーター・フィリピンなど自動車メーカー各社も、ロードマップは今後の投資計画を練るうえで重要な指標になると注視している。(シンガポール支局)

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