タイ政府は先月、補助金削減などを目的に調理用ガスの値上げを実施、これまで1キログラム当たり18.13バーツ(約57円)だった小売価格は先月1日から同18.63バーツとなった。また、政府は今後も毎月引き上げを実施し、来年10月に小売価格を同24.82バーツとする方向だ。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。
同国では2008年以降、調理用ガスに補助金を拠出してきた。現在までの拠出累計額が1000億バーツにのぼっており、このまま拠出を続ければ15年までに2000億バーツに達するとの試算が出たことなどから、一部の消費者団体などが値上げ反対の抗議運動を展開しているものの、政府は段階的な値上げを継続する構えだ。
ポンサック・エネルギー相は「760万の貧困世帯や屋台などの食品提供業者に対して従来どおりの価格を補償している」と述べ、値上げ方針を堅持する方針に変更はないとの考えを示した。