米政府機関の一部閉鎖に続いて連邦債務の支払いが滞るデフォルト(債務不履行)の危機が現実味を増し、世界経済に暗雲を漂わせている。震源地のワシントンでは、10日から20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議が開かれるが、米国に対し各国から厳しい声が相次ぎそうだ。
「政府機関の閉鎖だけでも十分問題だ。さらに債務上限の引き上げができなければ、世界経済に深刻な打撃を与える」
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は3日、G20に向けた講演で強い懸念を示した。その上で、危機回避はオバマ政権と議会の「重大な使命だ」と強調した。
欧州は債務危機からの脱却に手間取り、その間に中国をはじめとする新興経済国も成長が鈍化するなど、世界経済は「踊り場」(ラガルド氏)にある。その中で、緩やかな回復を続ける米国経済は、市場に安心感を与えてきた。