国産スマホ6割超、海外ブランド猛追 技術力向上、上期1億3000万台販売

2013.10.11 05:00

 中国のスマートフォン(高機能携帯電話)市場で、国産ブランドが順調にシェアを拡大している。中国電子情報産業発展研究院(CCID)傘下の賽迪顧問によると、今年上期、国産ブランドの市場シェアは60%を超えた。聯想集団(レノボ・グループ)が12.6%、宇竜コンピューター通信科技が11.6%、華為技術(ファーウェイ)が10.1%、中興通訊(ZTE)が6.9%で、2~5位を占めた。

 この理由について賽迪顧問の李樹●総裁は(1)スマホの技術的ハードルが下がり、米アップルや韓国サムスン電子といった国際ブランドとの差が縮小した(2)フィンランドのノキアがスマホ市場で出遅れた(3)アップルなどは十数年にわたるイノベーションに息切れした-ことを挙げている。

 ◆製品価格引き下げ

 国内各社は近年、研究開発に注力して独自技術を高めてきた。昨年からシェア2位となった聯想の魏江雷副総裁は「研究開発への投資を強化して、消費者ニーズに合わせた機能アップがシェア拡大につながった」と満足そうだ。

 国産ブランドの発展は製品価格の引き下げにもつながり、「1000元(約1万5950円)スマホ」も急速に普及。メーカーとソフトウエア会社、通信事業者、インターネット会社が連携し、ハードウエア、ソフトウエア、サービスの3分野をともに発展させているためだという。

 賽迪顧問電子情報産業研究センターの梁瀟副総経理は「華為や中興は通信事業者と以前から協力関係を築いており、事業者向けのカスタマイズで収益を上げてきた。中国の三大移動通信事業者のカスタマイズ品や重点販売機種は2012年、国内市場の半数以上を占め、補助金は500億元を超えた」という。

 通信事業者とメーカーが協力強化で市場を開拓し、国産ブランドの産業チェーンを拡大しているというわけだ。

 スマホの部品生産についても国内メーカーの成長が著しく、スマホ向けの各種ICチップの生産は年間4000万セット。なかでも、TD-LTEマルチバンド対応の無線LANモジュールは、サムスンや米モトローラ・モビリティなどのハイエンド機種も採用しており、アプリケーションプロセッサーの性能も国際レベルに達している。

 ◆独自OS展開成功

 スマホ用液晶パネルの自給率も60%に上ったほか、中国の電子商取引最大手アリババ・グループが開発したスマホ用基本ソフト(OS)「AliyunOS」も市場展開に成功。国内部品メーカー数十社がサムスンやアップルなど海外のブランドに提供する部品は、タッチパネルモジュールや電子回路保護デバイスなども含め、多分野に及んでいる。

 国内市場における国産ブランドのスマホは今年上期、前年同期比115%増の1億3000万台を売り上げた。賽迪顧問は、13~15年には国産機種のフルモデルチェンジがピークを迎え、3年間の累計売り上げは2兆元に上ると予測している。(経済日報=中国新聞社)

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