G20と並行して、ホワイトハウスでは債務上限の引き上げをめぐって、オバマ大統領と野党共和党の幹部が会談した。暗礁に乗り上げていた米財政協議だが、各国からの厳しい批判を踏まえ、暫定的な債務上限の引き上げ案の検討が始まっている。ロイター通信は、ロシアのシルアノフ財務相の発言として「ルー米財務長官がG20で『債務上限引き上げ問題は17日までに解決する』と述べた」と報じた。
中国など新興国の成長が鈍化し、世界経済が「踊り場」(ラガルド氏)を迎える中、緩やかな米景気の回復は市場に安心感を与えてきた。
米国発の世界恐慌を防ぐため「これ以上、問題を長引かせるべきでない」(日銀の黒田東彦総裁)と結束したG20が、瀬戸際で米国の目を覚ますか。欧州債務危機に続き、世界経済の安定を主導するG20の底力が試される。(柿内公輔)