オバマ大統領の署名で財政法案が成立、デフォルト回避決まる

2013.10.17 13:30

 【ワシントン=柿内公輔】米上下院は16日夜(日本時間17日午前)、連邦債務上限の引き上げと政府機関再開のための法案を賛成多数で可決した。法案はオバマ大統領の署名を経て成立した。

 深刻な金融危機を招くと懸念されたデフォルト(債務不履行)は瀬戸際で回避され、一部閉鎖された政府機関も17日から再開される。

 法律は、デフォルトを当面回避するため債務上限を来年2月7日まで引き上げ、一部閉鎖された政府機関は1月15日までの支出を予算で手当てするもの。医療保険改革(オバマケア)の大きな修正は含まれない。また、財政赤字削減など抜本的な財政改革を超党派で協議するための委員会も設置し、12月13日までに結論を得ることを目指す。

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