中国国際貿易促進委員会の最新報告によると、世界の華人・華僑総数3000万人のうち、2452万人が東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に住んでおり、その財産規模は、1500億~2000億ドル(約14兆6100億~19兆4800億円)となり、華人・華僑の経済資源全体の70%以上に上ることが明らかになった。
1980年代以降、ASEAN諸国が産業のモデルチェンジに動き出し、国有企業が民営化を進める中、多くの華人・華僑が合併や資本参加といった形で規模の拡大を図り、ASEANにおけるグローバル企業としての影響力を増していったという。
また、この10年近くで、ASEAN諸国における中国企業の投資速度が加速しており、今年6月末までの直接投資の累計額は約300億ドルに達し、中国の対外直接投資総額の5.1%を占めるに至っている。
投資分野としては、電力、ビジネスサービス、卸・小売り、製造、採鉱、金融が主流。ASEAN諸国に設立された企業数は約2500社となり、現地での雇用人数は12万人近くに上っているという。
さらに、2015年末の発足を目指すASEAN経済共同体(AEC)は、6億人という巨大統一市場や統一生産基地の構築を目指すと同時に、貨物やサービス、投資などの自由な往来の促進を目的としている。
こうした状況を踏まえ、同報告は、中国企業とASEANに展開する華人・華僑の関係性は今後さらに強まるものとし、華人・華僑経済の発展に中国企業が大きく関わっていく可能性の高さを指摘している。(中国新聞社)