【ワシントン=柿内公輔】米通商代表部(USTR)のフロマン代表は29日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について、12月に開催予定の閣僚会合が「各国が『実質的な作業』を行う重要な会合になる」として、年内妥結へ具体的な成果が求められるとの認識を示した。
ワシントンで開かれた米政治専門サイトのポリティコが主催する通商シンポジウムに参加したフロマン氏は、「各国の閣僚は年内に野心的な目的を持った交渉を完了させる目標を抱いている」と強調した。
また、フロマン氏は交渉も終盤に入って解決すべき課題がなお残っているとして、TPP交渉を主導する米国においても、「すべてを取るか、それとも失うかといった交渉の手法を続ける余裕はない」と述べ、妥協を迫られる場面があるとの見方を示した。