インドでビジネスをするなら南部カルナタカ州バンガロールが最適-。このような結果がインドの都市化を調査する現地の非営利団体(NPO)と英不動産コンサルティング大手DTZによる共同調査「インドビジネス都市」ランキングで明らかになった。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
この調査は、インフラ整備やビジネス環境などを踏まえて、デリーを除くインド国内21都市の成長度をランク付けしたもの。IT産業を中心に発展し、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールは、人材の豊富さや不動産市場の回復などで他都市を大幅に引き離した。第2位は南部タミルナド州チェンナイ、第3位は西部マハラシュトラ州ムンバイだった。
また、インド有数の金融都市として急成長する北部ハリヤナ州グルガオンはインフラ整備の遅れなどから第19位となった一方、北部マディヤプラデシュ州インドール(第5位)、東部オリッサ州ブハネーシュワル(第6位)といった地方都市が投資の呼び込みなどにより台頭した。