エリア内では(1)金融・貿易区(2)工業区(3)展示会センター(4)アフリカ文化遺産テーマパーク(5)教育訓練施設(6)スポーツ・レジャー施設(7)住宅区-の7分野に分けた開発が進められる計画だ。
契約の発表を受け、南アでは各方面から高い関心が寄せられており、BRICS諸国間の新たな大規模プロジェクトが南アに多くの利益をもたらすことを期待する声が上がる一方、こうした動きが「新植民地主義」につながることへの懸念も生まれているという。
これに対し、上海証大に今回の投資案件を持ち込んだとされるアフリカ最大の法律事務所、ENSアフリカは「上海証大は現地にプラスの経済効果をもたらす」と指摘。今後10~15年間で800億ランドが投資され、現地に2万4000人分の直接雇用を創出すると強調している。
戴董事長は「今回の土地買収は、同社の今後の南アおよびアフリカ市場進出にとって、重要な一歩になる」と述べ、アフリカにおける新金融貿易センター都市の建設に前向きな姿勢を示している。(中国新聞社)