政府の経済財政諮問会議は20日、社会資本整備などを議論し、民間議員が来年度度予算の公共事業費を今年度よりも抑えるべきだと提言した。安倍晋三首相は、公共事業予算について「より一層の重点化、効率化を図っていく必要がある」との認識を示した。
来年度予算の政策的経費で概算要求からの3兆円削減を求める民間議員は、公共事業も「例外ではない」として、25年度の当初予算5兆2千億円からの削減を求めた。効率化に民間資金を活用した社会資本整備(PFI)の積極的活用が不可欠だとした。
具体的には自治体での公共事業に占めるPFI比率を指標にし、その比率に応じ、地方交付税を配分する手法を提案した。また、PFI事例として、首都高速の築地川地区(東京都中央区)の空中権を活用した再開発などの大型案件の加速も言及した。
甘利明経済再生担当相は会議後の記者会見で「来年度予算編成はあらゆる分野で聖域なく見直していき、無駄を省いていく必要がある」と強調。その上で、公共事業費を削減しながらもPFIを拡大させることで「事業費自体は増やせる」との考えを示した。