1号線建設事業の86件の入札案件のうち、68件はすでに手続きを終えて発注が完了しており、三菱重工が線路など設備一式の設計と工事を約8億5500万リンギットで受注するなど、日本勢も参加した。
MRTコーポレーションは残りの18件、20億リンギット分も順次入札を進めていく方針だ。
マレーシア政府の鉄道整備計画では20年までに2号線、3号線を整備する予定。アズハルCEOは両路線の建設については明言を避けているが、財務省幹部は「土地収用などの交渉が必要だが、計画通りに進めたいと考えている」と述べ、建設に前向きな姿勢を示している。(シンガポール支局)