27日、モスクワ中心部の赤の広場で撤去作業が始まった「ルイ・ヴィトン」のスーツケース型の巨大展示場(佐々木正明撮影)【拡大】
モスクワ中心部の赤の広場に、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」が、製品を紹介する巨大展示場(高さ約9メートル、幅約30メートル)を建設したところ、「ロシアの神聖な場所を汚すべきではない」などと批判の声が相次ぎ27日、解体作業が始まった。
巨大展示場は、赤の広場に面しているグム百貨店の創業120周年を記念して、「ルイ・ヴィトン」の関連会社が企画。12月2日から来年1月半ばまでオープンする予定だった。
しかし、11月下旬に展示場がお目見えした当初から「ロシアを代表する世界遺産の場所で美観を損ねる」「正月の祝祭にふさわしくない建物」などと各方面で批判の声が上がり、騒動となった。インタファクス通信は27日、モスクワ市の担当者の話として、「(手続き上の)間違いがあった」として、展示場の解体が決まったと報じた。(モスクワ 佐々木正明)