農林水産省は28日、2014年産の主食用米の生産数量目標を前年比26万トン減の765万トンとする方針を決めた。削減幅は11年産などの18万トンを上回り過去最大となる。5年後の生産調整(減反)廃止を見据え、需給を引き締めて価格維持と在庫解消を目指す。
農水省によると、今年度の豊作と消費量の減少傾向で、14年6月末の民間在庫量は255万トンまで膨らむ見込み。減反廃止に伴いコメの増産が予想され、在庫増が続けば主食用米の価格急落を招く恐れがある。
政府は数量目標を絞り込むほか、生産者らでつくる米穀安定供給確保支援機構で主食用米の在庫の一部買い上げも検討。減反廃止まで価格を維持し、農家に需要のある飼料用米などへの転作を補助金で促していく方針だ。都道府県別の目標は29日に公表する。