【ワシントン=柿内公輔】28日に祝日の感謝祭(11月第4木曜日)を迎えた米国で年末商戦が事実上スタートした。年々前倒しが進む商戦は流通各社が競い合うようにセールを展開し、熱気を帯びている。
ニューヨークなど主要都市の小売店では、セール品やクリスマスのプレゼントを買い求める親子連れなどで遅くまでにぎわった。
年末商戦は感謝祭翌日の特売で幕を開けるのが恒例だったが、小売り最大手ウォルマート・ストアーズや玩具大手トイザラスは昨年に続き28日から特売を開始。老舗百貨店メーシーズも初めて感謝祭にセールを前倒しした。家電量販店ベスト・バイは22日から値引きセールを行っている。
全米小売業協会は今年の年末商戦(11~12月)の小売売上高を前年比3・9%増と見込むが、感謝祭が例年より遅いため商戦の期間は昨年より6日も短い。年間売上高の3割程度を稼ぐとされる流通各社にはかき入れ時なだけに、ライバルを出し抜こうと懸命だ。