野村は、6日まで開く投資家向け説明会「野村インベストメント・フォーラム」で、有力な日本企業を紹介したり、国内外の経済状況を専門家が解説したりする。参加者の4分の1に当たる約500人が海外投資家だ。3日には野村HDの永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)らが講演した。
海外投資家による日本株への注目はこれだけにとどまらない。メリルリンチ日本証券によると、日本株への配分比率を高くしているファンドマネジャーの割合は先月まで11カ月連続のプラスとなった。
同社の神山直樹・株式ストラテジストは「政策の方向性が適切で、日本経済がよくなるだろうという認識は海外の投資家に共有されている」と指摘する。