張成沢氏の処刑を米政府が批判「政権の極度の残忍性示す」

2013.12.13 11:02

 米国務省と国家安全保障会議(NSC)の報道官は12日、北朝鮮の前国防副委員長、張成沢氏が処刑されたことについて、「朝鮮中央通信の報道を疑う理由はない。確認されれば、北朝鮮政権の極度の残忍性を示すもう一つの例である」と批判した。

 さらに、北朝鮮情勢の推移を注視しており、日本や韓国を念頭に「地域の同盟・友好国と協議している」と指摘した。

 張氏粛清の動きについて、これまで米政府は明確な見解を表明してこなかった。一方では、バイデン副大統領が先に、中国を訪問し習近平国家主席と会談した際、張氏粛清の動向をめぐり情報と意見を交換するなど、金正恩体制内における変化を注意深く評価、分析している。

 この結果、今回の処刑に至る粛清は、基本的に父親の金正日総書記に近い「古い保護者」を排除し、金正恩第1書記の側近を挿入する権力強化の最終段階の動きとみている。(ワシントン=青木伸行)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。