【ベルリン=宮下日出男】ロシアのプーチン大統領の「政敵」とされる石油大手ユコス(破産)のホドルコフスキー元社長の釈放をめぐり、ドイツ政府は20日、メルケル独首相とゲンシャー独元外相が釈放に尽力していたことを明らかにした。
独メディアはベルリンに到着した元社長との面会のため、母親が21日にも訪独すると伝えている。
独政府の発表では、元社長の釈放のため、メルケル首相が過去数年、露政府側に働きかけるとともに、元外相が精力的に関与したとしている。元外相も同日、声明を発表し、露政府側への働きかけを認めた。
元外相は20日に元社長が空路でベルリン入りした際に空港で出迎えている。元外相側の説明では、元社長の弁護士から釈放に向けた協力要請を受けて以降、プーチン大統領に直接働きかけるなどしていたという。
元社長の母親は最近まで治療のためドイツに滞在していたが、その後、ロシアに帰国。だが、元社長は、その事情を知らずに釈放後にドイツに出国したため、母親が面会に訪れるとみられている。