週明け24日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日続伸し、一時6年ぶりとなる1万6000円台を付け、5月23日に付けた取引時間中の年初来高値(1万5942円)を更新した。
終値は前週末比18円91銭高の1万5889円33銭。前日に史上最高値を更新した米国市場の株高の流れを引き継いだ形だが、高値圏では個人投資家の利益確定売りに押された面もある。
米連邦準備制度理事会(FRB)が決定した量的金融緩和縮小が小規模だったことなどを受けて、米国市場は23日まで4営業日連続で史上最高値を更新。これを受けて東京市場も、朝方から幅広い業種で買い注文が入った。1ドル=104円台で推移している為替環境も、電機をはじめ輸出企業の買いを後押しした。
ただ、平均株価には最近の上昇で過熱感も出ている。このため取引終了の間際には、利益を確保しようとする売りも目立った。東証1部全体では値下がり銘柄数が、値上がりを大きく上回った。