日本酒の輸出拡大を後押しするため、政府が日本酒づくりに適した酒造米を生産調整(減反)の対象外とすることが7日、分かった。政府は主食用米について5年後の2018年度に減反を廃止することを決めているが、酒造米は先行して14年産米から増産を認める。
酒造米は、日本酒を造る際の基本となる麹(こうじ)造りに適したコメ。主食用米に比べて収穫量が少ないが価格は高い。代表的な品種は兵庫県の「山田錦」や新潟県の「五百万石」。減反の対象で、増産するにはコメ農家が主食用米の生産を減らす必要があり、実際は困難だった。
だが、海外で日本酒の人気が高まり、輸出額は02年の35億円から12年は89億円へと10年間で約2.5倍に増加。輸出増に伴い酒造米の十分な確保が難しくなり、輸出に積極的な酒造会社や一部の農家から、増産を認めるように求める声があがっていた。
主食用米とは別枠にして、増産可能とすることで、酒造米の生産量は13年の約7万トンから大幅に増える見通しだ。