上海自由貿易試験区の説明会に集まった企業担当者たち(中国新聞社)【拡大】
上海で2013年12月に開かれた「中国(上海)自由貿易試験区と人材需要円卓会議」で、今後の上海自由貿易区に必要な人材についての討論が行われた。
上海対外経貿大学の孫海鳴校長は「試験区には2種類の需要がある」として、(1)グローバル企業主導による供給チェーン管理モデルにおける貿易や関連サービス業の需要で、国際経済貿易分野の専門人材が求められる(2)試験区のシステム改革によって生じる需要で、グローバル企業を熟知し、国際規則に習熟した高級総合人材が求められる-と指摘する。
孫校長は、試験区が担う体制刷新の重責にかんがみて、必然的に高級総合人材の需要が大量に発生すると予測している。
こうした人材は国際貿易業務を理解しているだけでなく、グローバル企業の管理や関連の国際法、協定、慣例など国際規則制度を熟知しており、制度設計や規則解釈に加わることができ、主に大学院修了生や企業研究能力のある大学研究者、業界専門家から構成されるという。
試験区管理委員会の簡大年・副主任は「今後同区は2~3年の間にも、国際化、法治化、市場化されたビジネス環境を構築し、複製可能で普及可能な経験と方法を模索し、より全国の改革開放に尽力していく。そのために有力な人材保障と知的支援が急務だ」と語った。
同会議で試験区管理委員会は、上海対外経貿大学および上海市教育委員会学生事務センターとの間で「経済貿易人材育成協力合意書」に調印。今後は毎年「中国(上海)自由貿易試験区人材需要白書」を定期刊行し、毎年春に同大学で上海市内各大学卒業生向けの試験区専門就職相談会を開催する。
3者はまた、特別テーマ研究を実施して、自由貿易区に関する問題を共同で検討していく方針だ。(国際商報=中国新聞社)