就任後初めて靖国神社を参拝する安倍晋三首相=2013年12月26日、東京都千代田区の靖国神社【拡大】
--安倍首相の靖国参拝もありました
やや遅きに失した感はありますが、かねて首相の靖国参拝を求めてきた私たちとしては歓迎します。中韓は強く反発していますが、国の指導者が祖国に殉じた御霊に哀悼の誠を捧げることは当然のことで、何ら非難を受けるいわれはありません。
--米国も異例とも思えるような非難声明を出していますが
中韓のロビー活動が奏功している事実は否めないでしょう。昨年12月30日の米国国務省の会見では、日本に関して靖国参拝直後の米大使館のコメント(“disappointed”)を中心とした質疑応答に終始していました。日本人記者がかなり食い下がって質問しているのですが、核心部分はやや逃げられたような回答になっており、あまり深く追及されたくないというのが伝わってきます。ただ、ハーフ副報道官が何度も繰り返している言葉は、米国と日本は、「重要な同盟国であり友人」(“A valued ally and friend”)であることは全く変わらないということでした。
ちなみに、米国の著名な保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」では、「靖国神社」のことを「シュライン・オブ・ア・ピースフル・ネイション(Shrine of a Peaceful Nation)」と翻訳して紹介しています。さきの大戦をめぐり捏造(ねつぞう)された歴史をただすとともに、対外的な情報発信力を抜本的に強化し、国際社会における公正な歴史認識の共有を急ぐべきです。