国営タイ石油開発公社(PTTEP)は生産増強を目指し、今後5年間に合計273億ドル(約2兆8236億円)を投資する。国内外で既存施設の改修や油田・ガス田の開発・探査を進め、拡大が予想されるエネルギー需要に生産増で対応する。初年となる今年は55億700万ドルを投じる方向だ。現地紙ネーションなどが報じた。
PTTEPの13年の石油・ガス販売量(バレル換算)は前年比6%増となる1日当たり29万2000バレルだった。今年以降は積極投資による増産で販売量の引き上げを図り、14年は33万7000バレル、15年は35万4000バレルを目指す。来年以降の投資額は15年が55億4300万ドル、16年が54億6800万ドル、17年が56億3000万ドル、18年が51億3400万ドルとなる予定だ。
投資は生産・開発・探査の3分野にわたって行われる。生産ではタイの内陸油田で最大のシリキット油田を含む北西部のS1鉱区や、バンコクの南600キロの海底にある同国最大のガス田を含むボンコット鉱区など、国内外の既存設備を改修、新設して生産能力の維持を図る。