福建省福州市で建設が進む高層マンション(中国新聞社)【拡大】
中国の不動産大手、深セン世聯地産顧問の最新報告によると、2013年の不動産状況は都市によってばらつきが生じており、主要都市では価格上昇の動きが顕著になる一方、3~4級都市では売れ残りが目立つ結果になっていたという。
具体的には、北京の環状道路、五環路では1平方メートル当たりの住宅価格が5万元(約86万3000円)台に突入しており、1級都市の価格上昇幅の大きさを印象付けていた。
これに対し、3~4級都市の多くは、供給過多に加えて頭打ちとなった全体需要の限界に苦しみ、1年を通じて価格の上昇は見られなかった。
さらに、武漢市(湖北省)や重慶市、成都市(四川省)といった産業と人口の集まる一部の2級都市でも、供給過多が原因で価格の上昇幅は抑えられる結果となっていた。
このほか同報告は、不動産開発業者の間で広がる格差についても言及している。主要都市における供給不足を受け、資金力のある大企業が1~2級都市に戻ったことで、地価を押し上げる傾向がある。その一方で、業界全体の利益率が下がる中、中小企業に比べた土地入手の優位性や海外からの安価な資本を手にすることによって、大手は利益率を伸ばしていると分析している。
一方、14年の動向に関しては同報告は、業界全体の土地供給面積は10%前後の増加となるものの、需要は減少傾向にあるといい、成約率は13年比で下落するとの見通しを示している。
販売面積では前年比で5%増、販売価格は全国平均で同5%増、販売総額は同10.2%増になる見込みだといい、都市間の状況差はさらに拡大するものと予測されている。(証券時報=中国新聞社)