【飛び立つミャンマー】ティラワSEZ開発が本格化 (3/3ページ)

2014.1.17 05:00

 課題も残る。ヤンゴン市街とティラワを結ぶタンリン橋の架け替え計画が全く進んでいないことだ。かつて中国の支援で建設された同橋は老朽化し、「40トンの重さに耐えられない」(ミャンマー政府当局者)とされ、大型貨物トラックの通行などは禁止されている。同橋の上流には新しい橋があるが、ヤンゴン中心部に行くには1時間以上の遠回りを強いられる。橋の建設予定地の選定などミャンマー側の対応の悪さもあるが、最終的に日本の政府開発援助(ODA)で行われるだけに、SEZ開発に間に合うよう、日本政府も働きかけを強める必要がある。(編集委員 宮野弘之)

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