【ワシントン=柿内公輔】今月末で退任する米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は16日、ワシントン市内のイベントに参加し、「FRBはインフレを避けながら政策運営できる」と述べ、今後の量的金融緩和の適切な縮小に自信を示した。
議長は米大手シンクタンクの対談で、米国債などの大量購入を続けたことについて、「保有資産が拡大しても、金融引き締めに転じられる手段も確保してある」と強調。自分が退任した後も、FRBは金融政策の正常化を着実に進められるとの見通しを示した。
一方で、「FRBは独立し、素早い対応をとることが重要な組織だ」と述べ、政治からの独立性を守ることが重要とした。
また、議長は金融危機への対応に忙殺された2008年当時、「眠れない夜ももちろんあった」と振り返る一方、「事態にどう対処するかを判断することに集中していた」と語った。