財務省が27日発表した2013年の貿易統計(速報、通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が11兆4745億円の赤字だった。赤字額は、比較可能な1979年以降、過去最大。これまで最大だった12年の6兆9410億円から65.3%増加し、10兆円の大台を超えた。初めて3年連続の貿易赤字となった。
原子力発電所の停止に伴い、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)や原油の輸入が増えた。輸入額は前年比15.0%増の81兆2622億円。中国からの輸入は、スマートフォンなどが伸び、過去最大の17兆6502億円だった。
一方で輸出は9.5%増の69兆7877億円。自動車は米国向けが好調で昨年よりも金額ベースで12.9%増加した。中国向けペットボトル原料も伸びた。ただ全体で輸出額が増えたものの、輸入をカバーできるほどの伸びはなかった。
27日に同時発表された12月の貿易収支は1兆3021億円の赤字で12月としては過去最大の赤字だった。輸出は、自動車や鉄鋼が堅調で15.3%増の6兆1105億円。輸入は原油やLNGなど燃料費が膨らみ、24.7%増の7兆4126億円だった。