フィリピンは外国企業などから業務の一部を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業が引き続き好調だ。米調査会社ソロンズが1月に発表した2014年のBPOビジネス拠点ランキングで、マニラがインドのムンバイを追い抜き、第2位に躍り出た。第1位は昨年に続きインドのバンガロールだった。現地紙インクワイアラーなどが報じた。
中部セブ島セブが第8位でベスト10に2都市が入り、また南部ミンダナオ島ダバオが69位、北部ルソン島サンタロサが82位など、上位100都市にフィリピンから7都市がランクインした。
同国BPOの産業規模は国内総生産(GDP)の約8%に当たり、フィリピン経済の牽引(けんいん)役ともなっている。同国科学技術省とフィリピン情報技術ビジネス・プロセス協会(IBPAP)は地方政府と協力してBPO産業の裾野拡大に注力しており、16年までに同ランキングでさらに3都市を世界100都市に加えたい方針だ。
また、業務範囲もコールセンター事業に加え、医療情報管理やソフトウエア開発など、より付加価値の高いサービスを提供できるよう人材育成に取り組む。
IBPAPによると、国内BPO産業の12年の市場規模は132億ドル(約1兆3365億円)で、16年までに250億ドル、雇用者数130万人を目標としている。(シンガポール支局)