福建省南部にある●州開発区のコンテナターミナル(中国新聞社)●=さんずいに章のつくり【拡大】
◆徐々にベトナム台頭
国内の一部の小規模工場は受注不足や低価格で相次いで倒産しており、春節後まで続く輸出閑散期の間にはさらに多くの中小工場が閉鎖され、ミドル・ローエンド企業が徐々に淘汰(とうた)されるだろう。
林マネジャーは「東南アジアの紡績・衣料品会社に比べ、中国企業はサービスや納期の面で優れている。しかし品質の面では東南アジアの多くの工場が中国に追いついてきている。原材料や人件費の面で優位性を失い、商品価格が東南アジアよりも高い状況では、絶え間ないアップグレードやデザインの強化、新商品や新素材の開発が重要だ」と指摘している。
生産コストの優位性を武器に中国から国際受注を奪っている東南アジア諸国のうち、ベトナムが中国の強力なライバルとして徐々に台頭し、紡績・衣料品の輸出成長率では中国を追い抜いている。昨年、ベトナムの紡績・衣料品輸出額は前年同期比19%増で初めて200億ドルの大台を突破。同産業はベトナムにとって主要な外貨獲得源となっている。
傘下に120の子会社や合弁企業をもつベトナム最大の繊維公社、ベトナム繊維公団(ヴィナテックス)の昨年の輸出額は12%増の29億ドルだった。同社は今年第1四半期、1億400万ドルを投じて紡績工場を建設する予定だ。(経済参考報=中国新聞社)