東証1部上場企業の2013年4~12月期連結最終利益の合計が過去最高となったことが17日、SMBC日興証券の集計でわかった。経常利益の合計も07年4~12月期以来の高水準。円高で経営環境が厳しい時期にコスト削減を進めた輸出企業の業績が大幅に改善し、全体を牽引(けんいん)した格好だ。東証1部1362社の経常利益の合計は32兆3990億円、最終利益の合計は21兆180億円。いずれも高水準だが、経常利益は07年の32兆7660億円をわずかに下回った。
経常増益率を業種別にみると、鉄鋼が前年同期の7.4倍、証券などが4.4倍、電機が3.7倍に膨らんだ。鉄鋼では自動車向け鋼板の好調などで最大手の新日鉄住金の経常利益が8.8倍となった。証券も株式市場の活況で、ネット証券を含む大手10社が大幅な増益となった。
通期業績予想の上方修正も相次ぎ、全体の16%に相当する222社が最終利益を引き上げた。予想値の合計でみると、経常利益は39兆5040億円で、07年3月期以来の高水準、最終利益は24兆5630億円で過去最高。トヨタ自動車が最終利益などで、日立製作所が営業利益で最高益を見込んでいる。