ミャンマーへの国外からの直接投資(FDI)が急増している。同国の国家計画・経済開発省によると、今年度(13年4月~14年3月)のFDI流入額は35億ドル(約3581億円)となり、前年度の14億ドルから倍増する見通しだ。現地の週刊紙ミャンマー・タイムズが報じた。
投資企業監理局のアウン・ナイン・ウー局長は、今年度のFDI流入額が昨年11月末時点で20億ドルを突破したとし、縫製業など製造業が80%を占めて全体を牽引(けんいん)したと説明。現在も投資委員会が通信2社などを含む複数の企業と合計13億ドル以上の投資案件を交渉中だと明かした。
同局によると、米や仏などからの投資がミャンマーへの経済制裁緩和で復調傾向に入ったことに加え、ルクセンブルクやアラブ首長国連邦といった国々の新規投資も集まり始めたのがFDI急増の要因。今後もインフラの充実とともに、FDI流入が加速する見通しだ。
地場市場調査会社MMRDリサーチは、11年の民政移管以前の20年間に最大の投資国だったのは日本だと指摘。中国からの移転を検討中の日本企業の誘致を積極的に働きかけるべきだとしたうえで、ミャンマーとメコン地域を結ぶ経済回廊の整備の必要性を訴えた。(シンガポール支局)