新疆ウイグル自治区のウルムチ郊外では、武力警察が4000人を動員して植樹プロジェクトを進めてきたという(中国新聞社)【拡大】
そこで政府は森林法の改正で対応することにしており、張副局長は「集体林権制度(山林を集団所有する制度)改革が進み、われわれも商品林などの開放を試みており、限度量は廃止する」と語る。申請もオンライン化を進めているという。
◆生態系の保護切実
今回の結果は、中国の森林資源は、質量とも穏やかに成長する段階に入ったことを示したが、中国の森林率は世界平均の31%にはまだほど遠い。
1人当たり森林面積は、世界平均の4分の1、1人当たり森林蓄積量も世界平均の7分の1と質量とも不十分なまま。資源の偏りがあることについては、まだ根本的な解決には至らず、20年の成長目標の達成は極めて困難な状況だ。
趙樹叢局長も「森林面積の拡大は減速し、植林可能な土地の3分の2が条件が悪い北西・南西地区に集中し、成果が出るまで時間がかかる。目標を期限までに達成するためには、さらに努力が必要」と認める。
一方、生態系保護の圧力も高まっている。この5年で違法建築が林地に占める面積は、年平均200万ムー(1ムーは約6.67アール)にもなり、一部では森林の開墾という問題も目立ち、加速する都市化を受け、生態系の保護が切実になっている。
趙局長は、造林の成果が目に見えにくいことについて「立派な森に育つためには早くて3年から7年は必要」と指摘。人工林の面積が拡大したことから、成果は出ていると強調する。
趙局長はまた、森林は気候変化と相関性があり、「森林の状態が良くなれば空気も良くなる」と述べた。
だが、スモッグは工業化と生活様式の変化から派生しているとも指摘し、「森林は粉塵(ふんじん)などをある程度抑えることは可能だが、根本的な解決はできない」とした。(北京日報=中国新聞社)