四川省成都市で開かれたブライダルフェアで、ウエディングドレスの品定めをするカップル(中国新聞社)【拡大】
今年の2月14日は、バレンタインデーと元宵節(小正月)が重なる19年に1度の巡り合わせとなったことから、北京市で開催された「春季ブライダルフェア」も例年以上の盛り上がりをみせた。
中国のブライダル業界では、指輪、結婚写真、披露宴といった結婚にまつわるイベントに個人の要望を取り入れるオーダーメード形式が珍しくない。その一方で、今回のフェアでは、指輪売り場での“プロポーズ指導”や礼服売り場での写真撮影案内、ウエディングコンサルティング会社による旅行手配といった「ワンストップサービス」も目立ち、同業界の2大傾向がうかがえる内容となっていた。
◆日本や台湾に倣い
データによると、北京や上海、広州などの大都市では、毎年約6万組が入籍しており、1組当たりの挙式費用は8万~15万元(約134万2400~251万7000円)。今年は全国で7500億~8000億元の売り上げが見込まれる。
しかし、この巨大市場を前に圧倒的シェアを誇るようなブライダル企業は登場しておらず、産業チェーン内の提携にとどまっている。例えば、ウエディングコンサルティング会社の北京花海閣婚礼策画は「ジュエリーショップの全城熱恋や北京市内の400以上のホテルと提携。優待価格を設定することで、利益より知名度の向上に力を入れている」(同社の周俊豪・企画経理)。
また、同じくウエディングコンサルティング会社の青島愛之旅婚礼策画では、2005年から海外挙式の取り扱いを始めており、昨年は300回以上の海外挙式をプロデュース。同社の王磊副総経理は「日本や台湾の経営モデルに倣い、挙式プランと同時に旅行手続きも一手に引き受けることで手配漏れを防ぐことができる」と話している。