日本取引所グループ(JPX)は24日、傘下の東京証券取引所と大阪証券取引所のデリバティブ(金融派生商品)市場を大証へ統合する。売買システムの一本化により、投資家には取引コスト低下のメリットがある。売買高で世界14位に浮上するが、トップグループの背中はなお遠い。大証は名称を「大阪取引所」に改め、商品先物も扱う総合取引所を目指して国際的な競争を勝ち抜きたい考えだ。
JPXは2013年1月に発足。7月に現物株市場を東証に統合しており、デリバティブ市場の統合により東証・大証の経営統合が名実ともに完了する。デリバティブのシステムは大証に一本化する。
米先物業協会(FIA)の統計によると、12年のデリバティブ売買高のトップは米シカゴマーカンタイル取引所(CME)グループの28億9003万単位。大証(2億513万単位)は18位、東証(2907万単位)は34位だった。
13年も首位はCMEグループの31億6147万単位。大証と東証を合わせたJPXは前年比56.3%増の3億6614万単位で14位に上がった。アジアの取引所の中では7番目だが、10億単位を超える世界の上位グループには見劣りする。