第29回「正論大賞」(フジサンケイグループ主催)に輝いたJR東海会長の葛西敬之氏の受賞記念大阪講演会が26日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで約550人が出席して、開かれた。葛西氏は「『地図のない世界』を拓く~私の決断」をテーマに、日米同盟や集団的自衛権行使など、世界情勢における日本のポジションについて語った。
政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」のメンバーでもある葛西氏は「わが国がとるべきは、まず日米同盟を不動のものにするのが第一だ」と強調。日米同盟を強化するためには「集団的自衛権行使をきちんとしなければならない。真正面から議論すべきだ」と述べた上で、安倍晋三首相が掲げる「国民の生命と領土を守ること」や「積極的平和主義」に同意する考えを示した。
また、憲法改正に関しては、「憲法の定められた時代と今はかわっている」と説明し、「憲法の規定の中には、集団的自衛権行使を否定しているものはない。(安全保障をめぐる)事態が変わった」と述べ、憲法解釈を変えなければいけないとの見解を示した。