安倍晋三首相は11日、来月4、5日にベルギー・ブリュッセルで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議に合わせてイタリア・ローマを訪問する方針を固めた。G7終了直後になる見通しで、安倍首相はレンツィ首相と首脳会談を行い、自身が提唱する「積極的平和主義」に理解を求めるほか、ウクライナ情勢などについても意見交換する意向だ。
日本の首相のイタリア訪問は2009年7月に麻生太郎首相(当時)がラクイラ・サミットに出席したとき以来、5年ぶり。安倍首相は第2次政権発足以降、今回のイタリア訪問でG7各国を全て訪れることになる。首脳会談では、レンツィ首相との個人的関係を深めるとともに、日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結や緊張感が高まる東アジア情勢についても話し合うとみられる。
安倍首相とレンツィ首相は、今年3月のオランダ・ハーグでの核安全保障サミットの際に首脳会談を行い、レンツィ首相が「アベノミクスの取り組みを学びたい」として訪伊を招請したのに対し、安倍首相は「早い機会での訪問を調整したい」と応じていた。