内閣府が12日発表した4月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月を16.3ポイント下回る41.6となり2カ月ぶりに悪化した。
4月の消費税率引き上げで販売が落ち込んだ小売り関連が28.8ポイント下落したのが響き、景気の横ばいを示す50を15カ月ぶりに下回った。
下げ幅は東日本大震災が発生した2011年3月(20.7ポイント)に次ぐ大きさ。「買いだめのあった日用雑貨が全く不振」(北関東のスーパー)「来店客数が激減」(近畿の家電量販店)など増税後の買い控えが広がった業種を中心に景況感が悪化した。
景気の基調判断を10カ月ぶりに下方修正し、3月までの「緩やかに回復している」から「緩やかな回復基調が続いているが、駆け込み需要の反動により、このところ弱い動きもみられる」とした。
一方、2~3カ月先の景気見通しを示す先行き判断指数は15.6ポイント上回る50.3と、5カ月ぶりに改善した。
改善幅は比較可能な01年8月以来、最大の伸び。「数カ月後には反動減の影響は薄れるとの見方が多い」(内閣府)ことを反映した。