■消費増税前の駆け込みなど寄与
内閣府が15日発表した1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比1.5%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は5.9%増だった。プラス成長は6四半期連続で、東日本大震災の復興が加速した2011年7~9月期の10.8%増以来の高い伸び。消費税率引き上げ前の駆け込み需要で個人消費が拡大、設備投資が伸びたことも寄与した。
物価の動きを反映して、生活実感に近いとされる名目GDPは1.2%増(年率5.1%増)。13年度の実質GDPは前年度比2.3%増で、政府見通しの2.6%には届かなかった。529兆4285億円という額は統計上比較可能な1994年度以降で過去最高となった。
項目別では、幅広い品目で駆け込み需要が出た個人消費が前期比2.1%増と6四半期連続プラス。設備投資は企業業績の改善を追い風に4.9%増と4四半期連続で増えた。
総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは前年同期比でプラス0.01%と4年半ぶりのプラスとなり、デフレ脱却傾向が鮮明となった。