麻生太郎副総理兼財務相は30日の閣議後会見で、日本と北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査で合意したことについて、「日本人に関する全面的かつ包括的な調査を実施すると約束したことは、特に拉致被害者のご家族にとっては喜ばしいことだ」との認識を示した。
麻生氏は再調査で北朝鮮と合意した点について、「安倍(晋三)内閣はこの問題を第一次政権のときから非常に真剣に思っている。こうした情勢が出てきたことは、これまでの努力の成果が少しは出てきたのかなと思う」と評価した。一方で、「ぬか喜びをさせられるのはあまり面白くない。相手が相手だから交渉は簡単ではない」とも言及。「人的往来や送金報告などの規制は緩めるが、数週間以内に再調査のための特別調査委員会が立ち上がるということなので、(拉致)問題が早期に、具体的な結果が出ることを期待する。約束は実行してもらわないといけない」と強調した。