「百年安心」看板ぐらり、年金水準に世代間格差 若年層は“低空飛行” (2/2ページ)

2014.7.3 21:00

 しかし、それ以下の世代は支給水準の低さが顕著だ。現在45歳の人の支給開始時点の給付水準は54・8%。70歳時点で5割を割り込んで49・8%となり、75歳時点では45・7%、80歳時点では42・9%と“低空飛行”が続く。

 現在30歳の人の場合はさらに水準が下がり、支給開始時点でわずか50・6%。70歳時点の水準(47・4%)は現在65歳の人の80歳時点とほぼ同じ。支給開始時点の水準の低さが、その後も響き続けることになるのだ。

 現行制度では、モデル世帯の65歳時点の所得代替率が5年以内に50%を下回ると予測される場合、負担と給付の設計を抜本的に見直すことになっている。今回は全世代で50%を上回ったが、いつまでも50%を維持できる保証はなく、今後の制度改革では若年層に対する年金水準底上げが議論となりそうだ。

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