韓国の朴槿恵大統領(右)と中国の習近平国家主席【拡大】
中国のテレビに出演しているにもかかわらず、日本批判を繰り返した朴大統領に対し、北京の改革派知識人からは「もっと中韓関係のことや朝鮮半島の非核化問題に関する考えを知りたかった」との感想が聞かれた。
中国共産党筋によると、歴史問題での対日共闘については、最近、朴大統領の方が中国より積極的。中国政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対し、慰安婦問題に関する資料などを記憶遺産に登録するよう申請したのも、韓国側の要望を受けたものだという。
一方、中国政府は5月から日本の訪中団を積極的に受け入れるなど、対日強硬姿勢を緩和する動きをみせており、朴政権との温度差を指摘する向きもある。
中国外務省の劉振民次官は1日、今回の中韓首脳会談で、日本との歴史問題を取り上げるのは「自然なこと」としつつも、文書などで日本を批判する考えはないとし、「習主席の訪韓は中韓関係を深めることが目的であり、第三国に対するものではない」と強調している。