フィリピンは今年、電子部品の輸出が回復する見通しだ。同国産業貿易省は輸出額を前年比8~10%増と予測している。世界的な需要増に加え、新工場の設置などが輸出を後押しするとみられる。現地紙インクワイアラーなどが報じた。
2013年の輸出額は前年比4%減の218億2000万ドル(約2兆2232億円)。13年前半は輸出不振に陥っていたが、後半は米国経済の回復などにより上向いてきた。電子部品の輸出は、フィリピンの全輸出の約4割を占める。
一方、同国半導体・エレクトロニクス産業連盟は、今年の輸出額の伸びが5%にとどまるとの見方だ。
同連盟のダン・ラチカ代表は、割高な電気料金によるコスト増に加え、今年2月からマニラ市当局によって市内へのトラック乗り入れ規制が施行され、主要港のマニラ港での搬出・搬入に遅れが生じていることなどが、輸出の伸びを抑えると懸念。市当局に対してトラック規制を解除するよう強く求めている。(シンガポール支局)