黒田東彦総裁の記者会見の主な内容は次の通り。
--ユニクロが値上げに踏み切る。こうした動きは広がるか
「一部の産業、企業で従来の安売り方式でなく、付加価値を高めて価格を上げていく価格決定行動の変化ははっきり見られる。賃金が上がり、物価が上がるメカニズムが動き出しているので、安売りで需要を開拓していく企業行動は減ってくる」
--ガソリン高が物価に与える影響は
「ガソリン高には需要の底堅さや小売りのマージン回復などのさまざまな要素があるが、物価予想に与える影響はそれほど大きいとは思わない。携帯電話の料金が下がるのでその反対側の動きが出てきた程度だ」
--長期金利が0.5%台と低い
「債券市場の物価上昇見通しが私どもの見方より慎重なようだが、それを勘案しても0.5%強の長期金利がやや低めなのは事実だ。日銀が年間50兆円に相当する国債を買い入れている効果が出ているが、それだけで説明するのはいかがかと思う。海外で金利が低位安定している影響もあるかもしれない」