今年度実質成長率を1.2%に下方修正 経済財政諮問会議

2014.7.22 12:25

経済財政諮問会議であいさつする安倍晋三首相(中央)=22日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)

経済財政諮問会議であいさつする安倍晋三首相(中央)=22日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】

 政府は22日、経済財政諮問会議を開き、平成26年度の国内総生産(GDP)成長率を物価変動の影響を除いた実質で1.2%に下方修正した。1月の閣議決定見通しでは1.4%だったが、消費税率引き上げの影響や海外経済の減速に伴う輸出の伸び悩みを踏まえた。

 平成27年度予算の概算要求基準の原案も示した。公共事業などの裁量的経費を削減する一方で、新成長戦略実現のための特別枠を設ける。

 景気の実感により近いとされる名目GDP成長率は3.3%に据え置いた。名目GDPが実質を下回る「名実逆転」状態は17年ぶりに解消、デフレ脱却へ前進するとの見通しは維持する。

 27年度は、27年10月に予定されている消費税率10%への引き上げの影響もあるものの、実質成長率は1.4%、名目成長率は2.8%とした。

 概算要求基準については、25日の閣議了解を目指す。社会保障関係費は、年金や医療などで高齢化に伴う自然増を認めるものの、自然増についても厳しく内容を精査するとした。

 新成長戦略のための特別枠「新しい日本のための優先課題推進枠」については、各省庁に裁量的経費(26年度は14兆7千億円)を10%削減する代わりに、特別枠の予算として4兆円程度設け年末に向けて、経済成長につながる効果が高い政策に絞り込んでいく方針。

 民間議員からは、法人税改革について「明確なインパクト」のある引き下げや、財政健全化に向けて新規国債発行額を前年度比で着実に減少させることが提言された。

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