パナソニックの河井英明専務は「第2四半期以降は読めない」と、先行きの不透明さを指摘した。
SMBC日興の集計では7月30日までに開示した東証1部上場268社(金融を除く)の前年同期比の経常利益増益率は12.5%。市場予想の10%前後を上回っている。ただ、前年同期と比べて株式市場が低迷した影響で、証券などは苦戦。金融を含むと増益率は1.6%に下がる。
また、通期予想を上方修正した企業は経常利益で11社と「あまり多くない」(日興)。海外販売の好調で4~6月期が最高益だった富士重工が予想を据え置いたように、先行きを慎重に見る企業が多い。
国内では人手不足や電気料金値上げなどの不安要因がある。ダイハツ工業の入江誠取締役は31日、「生産現場に人が集まらない。他部署から応援を出すなど工夫している」と述べた。4~6月期は落ち着いていた海外経済も、アルゼンチンの債務問題のほか、パレスチナ情勢などの地政学リスクもくすぶっており、予断を許さない状況だ。