中国郵政集団から発売された、人気のオンラインゲーム「反恐精英」の絵はがきノートセット=5月、江蘇省南京市(中国新聞社)【拡大】
これまで中国製のゲームは、独創性や自主開発力が乏しく、操作性も良くないといった問題があった。しかも産業の成長過程で著作権侵害が横行、業界の健全な発展を妨げてきた。
とはいえ、法律に基づく著作権使用や保護は徐々に業界の共通認識になりつつあり、今回のように大金を投じてゲーム化権を取得する動きも急速に広がる。同時に、独創性があるレベルの高い作品が求められ、優秀作品の著作権使用料は今後、より高額になるとみられている。
中でも爆発的な成長を続けるモバイルゲームは、ゲーム化権の獲得競争が激化。業界関係者によると、人気のネット小説を原作としてゲームアプリを開発する権利は、100万元余りだった2013年から急上昇し、今では200万~500万元になっているという。(上海支局)