インドネシアの新大統領がジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)氏に決定した。10年間にわたって同国を率いてきたユドヨノ大統領に代わる同氏には、経済成長の加速や汚職の撲滅などの期待がかかる。現地紙ジャカルタ・ポストなどが報じた。
同国選挙管理委員会によると、ジョコ氏の得票率は53.1%。清廉なイメージで当初から優勢が伝えられていた同氏だが、対立候補のプラボウォ・スビアント氏が強力な指導者の必要性を訴えて接戦に持ち込み、46.9%の票を獲得した。
ジョコ氏は勝利宣言を行い「一つのインドネシアとして団結し、見解の相違を乗り越えてともに責任を果たそう」と述べ、選挙戦後の融和を訴えた。同氏は10月に、任期5年の大統領職に正式就任する。
同国は昨年の成長率が5.8%と4年ぶりに6%を割り込み、今年1~3月期も5.2%と経済が伸び悩む。ジョコ氏は、インフラ整備や燃料補助金削減、汚職防止などで成長加速を図ると訴えてきた。
世界4位の人口2億5000万を有する巨大市場をどのように導き、成長加速を実現していくのか。今後打ち出される同氏の経済政策に注目が集まりそうだ。