インドで超富裕層が拡大している。地場金融コタック・グループと米会計事務所アーンスト・アンド・ヤングの調査報告によると、今年3月時点で同国の超富裕層の人口は前年比16%増の11万7000人となり、向こう3年で3倍の34万3000人に膨らむ勢いだ。現地紙フィナンシャル・エクスプレスなどが報じた。
同調査では資産2億5000万ルピー(約4億2750万円)以上を保有する人を超富裕層としている。超富裕層の総資産額は今年3月時点で104兆ルピー、今後も年平均34%増で拡大し、3年後には408兆ルピーに増加する見通しだ。
急成長の背景には、IT(情報技術)分野などでの起業家の台頭などがあるという。
また、景気回復見通しから、超富裕層による投資支出も増加。不動産投資に加え、プライベートエクイティ(PE、未公開株)への投資が増えている。なかでも、IT、電子商取引、製薬などの分野への関心が高い。経済改革を推進するモディ政権のもと、超富裕層による投資などの動きがさらに活発化するとみられる。
同調査は、今年2~4月にインドの超富裕層150人と同国内で高級ブランドなどを扱う約20社を対象に資産運用などについて調べた。